北海道での青春

紀行文を載せる予定

佐久の地質調査物語-152

第Ⅸ章 内山層の層序 4.南部域・矢沢の地質柱状図 データーから 矢沢(やざわ)の地質柱状図 コンクリート製の橋(標高978m)付近に先白亜系と内山層を分ける「矢沢断層」があります。下流は御座山層群と思われ、そこに石英閃緑岩が貫入しています。上流…

佐久の地質調査物語-151

第Ⅸ章 内山層の層序 3.中部域・谷川の 地質柱状図データーから 雨川の南に位置する谷川では、先白亜系(海瀬層)を内山層基底礫岩層(層厚17m)が不整合に覆い、内山層の下部層から上部層まで、ほぼ全層準を見ることができました。 北部域で、コングロ・ダ…

佐久の地質調査物語-150

第Ⅸ章 内山層の層序 2.中部域・雨川水系の 地質柱状図データーから 雨川水系の北側の支流で、左側が西、右側が東です。西武道沢と林道「東山線」の間に南北性の断層が推定され、その西側ブロックでは背斜構造の南翼(主に南落ち)に当たり、東側ブロックでは…

佐久の地質調査物語-149

第Ⅸ章 内山層の層序 内山層の分布する各地域の調査した沢の基礎資料は、既に述べてきましたが、地質柱状図で比較しながら、層序と岩相・層厚などの変化について見てみたいと思います。 1.北部域の地質柱状図データーから 北部域の地質柱状図 基底礫岩層の…

佐久の地質調査物語-148

南部域の沢 3.内山層の分布する抜井川支流の沢 3―(5)大野沢支流・第5沢と 大上林道の調査から 大野沢支流第5沢付近のルートマップ 大野沢林道の標高1010mから、大野沢支流第5沢に入りました。沢の入口は、石英や長石などを多く含むアルコース…

令和3年12月(みゆき会)の俳句

【師走の句】 ~散歩道で三題~ ① 暮れ早し 鐘(かね)突き眺む 山の影 ② 冬晴れの 電線すずめ 数えおり ③ 残照に 風鎮(しず)まりて 雪浅間 新型コロナウイルの新規感染者数は、11月下旬から全国で1日100人台と減ってきているが、12月に入ってから…

令和3年(みゆき会)11月の俳句

【霜月の句】 ① 抜ける藍(あお)煙目に染む 冬支度(畑仕舞) ② 朝靄(もや)に 殿(しんがり)残し 紅葉散る ③ すきま風 あわて戸を引く 原油高 10月31日(日)に第49回衆議院選挙が行なわれ、自由民主党や立憲民主党が議席数を減らした一方で、日本…

令和3年10月(みゆき会)の俳句

【神無月の句】 ① 萩の影 石灯籠に もたれ掛け ② 枯れ芒 ロマンスグレーを 風が梳く ③ 秋茜(アキアカネ)群れて飛び交う 平和かな 佐久市総合文化祭(文化の日、今年は11月4日~5日の週休日)に出品する「俳画を添えた俳句」を10月の句会で準備するの…

令和3年9月「みゆき会(仲秋の俳句)」

【長月の句】 ① 「ベカンベ」の 菱の実狩りて アイヌ食 【標茶町塘路湖にて】 ② 寿(ことほぎ)に 手折りて添えし 菊の酒 ③ 虫すだき 太古の眠り アルファ波 9月は雨降りから始まった。今年の夏は、お盆を夾んだ一週間でも長雨が続き、秋雨(秋霖)の先触れ…

佐久の地質調査物語-147

南部域の沢 3-(4) 大野沢支流・第3沢の調査から 大野沢支流第3沢は、第4沢の調査(平成5年)の翌年に入った沢ですが、不明な箇所が多く、3回の調査(10~11.Sep.1994/28.Sep.1996)を行ないました。【下図を参照】 大上林道の標高980m付近に第3沢の…

佐久の地質調査物語-146

南部域の沢 3-(3) 大野沢支流・第4沢の調査から 平成5年8月12日に、大野沢支流第4沢の調査をしました。大上林道から入った沢の入口は、礫岩層です。礫種は、主に白色~灰色チャートで、閃緑岩礫も含まれていました。最大経は、5cmです。(【図-①…

佐久の地質調査物語-145

南部域の沢 3-(2) 腰越沢の調査から 腰越沢の入口は国道299号線に面していて、すぐに礫岩層が見られます。礫種は、白色~黒色チャートが主体で、花崗岩や、黒色頁岩の直径2~3cmの円礫です。入口から40m入った粗粒砂岩層の泥岩との挟みで、N6…

佐久の地質調査物語-144

南部域の沢 3.内山層の分布する抜井川支流の沢 山中地域白亜系と内山層の地質図 (2007年版を一部変更・緩い向斜構造) 内山層の分布する南端は、抜井川の北側(右岸)の支流です。下部瀬林層を不整合関係で、内山層基底礫岩層が接している様子が観察でき…

佐久の地質調査物語-143

《 南部域の沢 》 2. 矢沢の調査から 小さな河川ながら、抜井川は標高850~860m付近で蛇行し始めます。その右岸にある矢沢集落に、東西方向で流れ込む抜井川の支流が矢沢です。 矢沢では、沢の入口の石英閃緑岩の露頭から始まり、千枚岩化した黒色…

佐久の地質調査物語-142

第Ⅷ章 南部域の沢 内山層の分布域を①北部域(内山川水系)、②中部域(雨川~谷川~余地川)+②'余地峠~熊倉川、③南部域(灰立沢~矢沢および、抜井川の支流など)と、大きく3つに区分した時、灰立沢は、南部域に入ります。 ところが、灰立沢の下流部はジュラ系(…

佐久の地質調査物語-141

《中部域の沢》 6. 熊倉川 (上流部) の調査から 平成17年8月2日午前7時、青沼小学校へ集まり、熊倉川への2度目の挑戦が始まりました。全員が揃い、7時20分に出発し、余地峠には8時12分に着きました。(余地ダム湖から余地峠に至る林道は、封鎖さ…

佐久地質調査物語-140

《中部域の沢》 5. 熊倉川 (象ヶ滝付近) の調査から 平成17年7月9日、午前7時に青沼小学校に集合。いつもは8時半集合なので、少々遅刻をした人もいて、打ち合わせをしていたら、結局、7時50分の出発になってしまいました。車で大上峠を越えて、熊…

令和3年8月(葉月)の俳句

【葉月の句】 【辛丑(かのとうし)の夏】 ① 五京(けい)粒 迎えて送る 雨の盆 ② 山滴(したた)る 瑞穂の國は 空に川 ③ コロナ禍の 次を記念し 夏五輪 長引いた雨の影響で、野菜の生育が大幅に遅れた昨年の夏は、お盆になってようやく茄子が採れ始め、夏ら…

佐久の地質調査物語-139

中部域の沢 《 秘 境 ・ 熊 倉 川 》【(序章)】 平成17年には、内山層の東側への広がりを確かめる為に、「熊倉川」に入りました。 ところで、『熊倉川が佐久市内を流れている川であること』を、はたして何人の佐久市民が知っているでしょうか? まずは、…

佐久の地質調査物語-138

中部域の沢 4. 湯川~温泉の沢の調査から 平成18年5月27日、「湯川」と「温泉の沢(名称不詳:温泉跡があるので命名した)」に入りました。岩相については、特筆するような話題はありませんが、隣接するふたつの沢の地層に関連性がなく、まったく繋がら…

佐久の地質調査物語-137

中部域の沢 3. 余地ダム湖周辺の調査から 平成17年9月3日、午前中に石切場に通ずる「湯沢」を、午後「余地ダム北側の沢」を観察しました。石切場では、安山岩質溶岩の「火道」跡を見つけ、写真撮影しました。また、余地ダム北側の沢では、内山層と先白…

佐久の地質調査物語-136

2. 谷川本流調査から(後半) 標高990mと、標高1000mには、熱変質した灰色細粒~中粒砂岩層が見られました。特に、後者(【図-⑬】)は、落差3.5mの滝を形成していて、直径4mの円形をした滝壺がきれいでした。 標高1010m付近(【図-⑭】)…

佐久の地質調査物語-135

2. 谷川本流調査から(前半) 東西方向に延びる谷川(やがわ) 【注】上の谷川のルート・マップでは、細部がわかりにくいので、90°回転させた縦長のものを載せました。 谷川のルート・マップ 平成16年10月17日、一日中快晴で、沢の中はちょうど良い…

佐久の地質調査物語-134

第Ⅶ章 中部域の沢 谷川(やがわ)は雨川の南、余地川(よじがわ)は、更にその南を流れる河川で、内山層分布域の中部域に当たります。この地域は、主に平成16年と平成18年に調査をしました。平成17年度は、後述する熊倉川に挑戦していました。調査年度より…

令和3年文月の句(蛍袋の異名三題)

【文月の句】 ① 寄り添いて 万葉語る 風鈴草 ② 雨上がり 提灯花の 薄暮かな ③ 母語るとっかん花咲く遠き夏 《蛍袋の異名三題》 7月の句会は「暑気払い」を兼ねて少し遠出をし、「吟行」の真似ごとをしてみるのが恒例だったが、コロナ禍が続くので、もうしば…

令和3年・水無月の句(夏の花三題)

【水無月の句】・・・《夏の花 三題》 ① 木天蓼(またたび)の 白葉癒す 緑雨かな ② 花見つけ 現の証拠や 祖母の味 ③ 白日下 桑の実採りし 夫婦の手 今年の5月中旬から6月中旬にかけての天気は、適度な量の雨降りの後、必ず一週間ぐらい晴天が続き、野菜の…

令和3年 皐月の句(5月に殖えたもの)

【 皐月の句 】 ① 築山に 山百合殖えて さき楽し ② 石楠花(しゃくなげ)を 伝ふ滴に 音は無し ③ 山藤の 山肌粧(よそお)ふ 絹衣 一時期、長野県下では新規コロナ・ウイルス感染者が、県全体で1日・48人(5月23日)と増えた事もあり、佐久地方でも警…

令和3年・奉燈俳句

【倉沢薬師・奉燈俳句】 夏空へ 届け薬師の 鐘聖し 令和3年度 奉燈俳句の俳顎 【奉燈俳句】は、夏に「東京オリンピック大会・パラリンピック大会」が無事に開催できますようにと、薬師堂の鐘楼に登って鐘を突いては祈ったことを詠んでみた。 初冬から早春に…

令和3年卯月の句(春の子ら三題)

【卯月の句】《春の子ら三題》 ① 警泥の 泥ら駆けてく 日永かな ② 姉を追い 春の風切る ヘルメット ③ 花は葉に 仔犬散歩の 似た姉妹 少人数での「定例俳句会」ではあるが、新型コロナ・ウイルス感染拡大の影響で、令和3年になってから1月、2月と2度も中…

佐久の地質調査物語-133

雨川水系の沢 9. 仙ヶ沢の調査から 平成16年8月11日、愛犬エルと一緒に、仙ヶ沢に入ることになりました。地質情報誌に、仙ヶ沢で「熊棚」を見つけたとあり、家内の『エル犬を連れて行けば』という提案を受けて、首輪に鈴を付けてお供させることになり…