北海道での青春

紀行文を載せる予定

佐久の地質調査物語-141

《中部域の沢》 6. 熊倉川 (上流部) の調査から 平成17年8月2日午前7時、青沼小学校へ集まり、熊倉川への2度目の挑戦が始まりました。全員が揃い、7時20分に出発し、余地峠には8時12分に着きました。(余地ダム湖から余地峠に至る林道は、封鎖さ…

佐久地質調査物語-140

《中部域の沢》 5. 熊倉川 (象ヶ滝付近) の調査から 平成17年7月9日、午前7時に青沼小学校に集合。いつもは8時半集合なので、少々遅刻をした人もいて、打ち合わせをしていたら、結局、7時50分の出発になってしまいました。車で大上峠を越えて、熊…

令和3年8月(葉月)の俳句

【葉月の句】 【辛丑(かのとうし)の夏】 ① 五京(けい)粒 迎えて送る 雨の盆 ② 山滴(したた)る 瑞穂の國は 空に川 ③ コロナ禍の 次を記念し 夏五輪 長引いた雨の影響で、野菜の生育が大幅に遅れた昨年の夏は、お盆になってようやく茄子が採れ始め、夏ら…

佐久の地質調査物語-139

中部域の沢 《 秘 境 ・ 熊 倉 川 》【(序章)】 平成17年には、内山層の東側への広がりを確かめる為に、「熊倉川」に入りました。 ところで、『熊倉川が佐久市内を流れている川であること』を、はたして何人の佐久市民が知っているでしょうか? まずは、…

佐久の地質調査物語-138

中部域の沢 4. 湯川~温泉の沢の調査から 平成18年5月27日、「湯川」と「温泉の沢(名称不詳:温泉跡があるので命名した)」に入りました。岩相については、特筆するような話題はありませんが、隣接するふたつの沢の地層に関連性がなく、まったく繋がら…

佐久の地質調査物語-137

中部域の沢 3. 余地ダム湖周辺の調査から 平成17年9月3日、午前中に石切場に通ずる「湯沢」を、午後「余地ダム北側の沢」を観察しました。石切場では、安山岩質溶岩の「火道」跡を見つけ、写真撮影しました。また、余地ダム北側の沢では、内山層と先白…

佐久の地質調査物語-136

2. 谷川本流調査から(後半) 標高990mと、標高1000mには、熱変質した灰色細粒~中粒砂岩層が見られました。特に、後者(【図-⑬】)は、落差3.5mの滝を形成していて、直径4mの円形をした滝壺がきれいでした。 標高1010m付近(【図-⑭】)…

佐久の地質調査物語-135

2. 谷川本流調査から(前半) 東西方向に延びる谷川(やがわ) 【注】上の谷川のルート・マップでは、細部がわかりにくいので、90°回転させた縦長のものを載せました。 谷川のルート・マップ 平成16年10月17日、一日中快晴で、沢の中はちょうど良い…

佐久の地質調査物語-134

第Ⅶ章 中部域の沢 谷川(やがわ)は雨川の南、余地川(よじがわ)は、更にその南を流れる河川で、内山層分布域の中部域に当たります。この地域は、主に平成16年と平成18年に調査をしました。平成17年度は、後述する熊倉川に挑戦していました。調査年度より…

令和3年文月の句(蛍袋の異名三題)

【文月の句】 ① 寄り添いて 万葉語る 風鈴草 ② 雨上がり 提灯花の 薄暮かな ③ 母語るとっかん花咲く遠き夏 《蛍袋の異名三題》 7月の句会は「暑気払い」を兼ねて少し遠出をし、「吟行」の真似ごとをしてみるのが恒例だったが、コロナ禍が続くので、もうしば…

令和3年・水無月の句(夏の花三題)

【水無月の句】・・・《夏の花 三題》 ① 木天蓼(またたび)の 白葉癒す 緑雨かな ② 花見つけ 現の証拠や 祖母の味 ③ 白日下 桑の実採りし 夫婦の手 今年の5月中旬から6月中旬にかけての天気は、適度な量の雨降りの後、必ず一週間ぐらい晴天が続き、野菜の…

令和3年 皐月の句(5月に殖えたもの)

【 皐月の句 】 ① 築山に 山百合殖えて さき楽し ② 石楠花(しゃくなげ)を 伝ふ滴に 音は無し ③ 山藤の 山肌粧(よそお)ふ 絹衣 一時期、長野県下では新規コロナ・ウイルス感染者が、県全体で1日・48人(5月23日)と増えた事もあり、佐久地方でも警…

令和3年・奉燈俳句

【倉沢薬師・奉燈俳句】 夏空へ 届け薬師の 鐘聖し 令和3年度 奉燈俳句の俳顎 【奉燈俳句】は、夏に「東京オリンピック大会・パラリンピック大会」が無事に開催できますようにと、薬師堂の鐘楼に登って鐘を突いては祈ったことを詠んでみた。 初冬から早春に…

令和3年卯月の句(春の子ら三題)

【卯月の句】《春の子ら三題》 ① 警泥の 泥ら駆けてく 日永かな ② 姉を追い 春の風切る ヘルメット ③ 花は葉に 仔犬散歩の 似た姉妹 少人数での「定例俳句会」ではあるが、新型コロナ・ウイルス感染拡大の影響で、令和3年になってから1月、2月と2度も中…

佐久の地質調査物語-133

雨川水系の沢 9. 仙ヶ沢の調査から 平成16年8月11日、愛犬エルと一緒に、仙ヶ沢に入ることになりました。地質情報誌に、仙ヶ沢で「熊棚」を見つけたとあり、家内の『エル犬を連れて行けば』という提案を受けて、首輪に鈴を付けてお供させることになり…

佐久の地質調査物語-132

雨川水系の沢 8. 滝ヶ沢林道の沢の調査から 森林地図によると、「滝ヶ沢や地獄沢」は、沢を含む森林区分に付けられた名称です。また、「仙ヶ沢と判行沢」も、同様な理由で森林区分の名称です。だから、水系としての沢を表していないので、私たちが使用する…

佐久の地質調査物語-131

雨川水系の沢 7. 小屋たけ沢~程久保沢の調査から 森林地図によると、「小屋たけ沢」はそのままの地名です。沢を含む西側の尾根一帯が程久保で、駒倉(こまくら)と区分されていますが、地名を使い、「程久保沢」と呼ぶことにしました。尚、内山川水系の「ホ…

佐久の地質調査物語-130

雨川水系の沢 6. アザミ沢~片原沢の調査から 森林地図によると、「のつ久保」から「1203」を結ぶ尾根を境に、阿ざみ(東側)と片原(西側)に分けられて、名称が付いています。そこで、そこを流れている沢を、それぞれアザミ沢(カタカナ表記)と、片原沢(漢…

佐久の地質調査物語-129

雨川水系の沢 5. 林道・東山線の調査から この林道には、平成15年の偵察を兼ねた8月11日と本調査の10月19日を始めとして、その後、コングロ・ダイク露頭の写真撮影をする為に、何度か入りました。 (ルートマップは、西武道沢と兼用ですが、参照し…

佐久の地質調査物語-128

○雨川水系 4. 西武道沢の調査から 森林地図では、「西武道と東武道」は尾根の中央を境に区分されている地名ですが、西側の沢を西武道沢、東側の沢を東武道沢と呼ぶことにしました。尚、東武道沢には入っていません。ここでは、内山層の下部層から上部層が見…

佐久の地質調査物語-127

3. 中原倉沢~ヌカリ久保沢の調査から 森林地図によると、雨川本流右岸の標高1050m~1100mの間に、3本の沢が北から流れ込んでいて、森林区分を示すように、それぞれ尾根に名前が付れられています。下流側から「初手ばらくら」・「中ばらくら」・…

佐久の地質調査物語-126

2. 小唐沢~大唐沢の調査から 平成15年7月6日、つめた沢橋の上流から雨川に入り、合流点からは小唐沢に入って尾根まで詰め、南牧村との県境尾根を経由して、つめた沢を下りました。最後に、別荘の脇を流れる大唐沢に入り、一日で3本の沢の調査ができま…

佐久の地質調査物語-125

第Ⅵ章 雨川水系の沢 平成15年度、地学委員会では、調査域を内山川水系から、田口峠を越えた広川原や、尾根の南側の雨川水系へと広げました。(次頁:【雨川水系の主な沢の位置と名称】を参照。) 示した名称は、林務関係者が使用した森林地図(原図は大正時代…

佐久の地質調査物語-124

4. 牛馬沢の調査から 当時まだ営業していた「ドライブイン草笛」さんに駐車させてもらい、北側の遊歩道を下って、牛馬沢の標高915m付近(【図-①】)から、調査を始めました。いくぶん青味を帯びた暗灰色の粗粒砂岩層がありました。凝灰質で、風化すると…

佐久の地質調査物語-123

3. 初谷沢の調査から 地質調査を進めていく上で、いくつかの波があります。仲間と一緒に入ることはあっても、単独で入ることは、あまり多くありません。しかし、平成14年の夏休みは、夢中になって単独調査にのめり込みました。 初谷沢の内山川との合流点…

佐久の地質調査物語-122

2. 尾滝沢付近の調査から (1)苦水(にがみず)の沢 無名沢だと思われるが、沢の内山川本流への合流点付近の集落名から、沢の名前として呼んでいます。短い沢なので、平成14年8月12日(月)の午前で調査を終えました。 最初の北から流入する沢との合…

佐久の地質調査物語-121

第Ⅴ章 北部域の沢 平成14年度に地学委員会では、内山川本流の調査(7/6と8/4)をしましたが、それらの資料を夏休み中にまとめていると、もっと多くのことが一刻も早く知りたくなってきました。それで、尾滝沢(8/10)、内堀沢(8/11)、苦水の沢(8/12)、…

佐久の地質調査物語-120

3. 内山川本流(3/3)の調査から 平成14年(2002)8月4日の調査の続きです。 私たちは、内山川の本流を歩いているのですが、それが、内山層の基底礫岩層群の層準辺りと、大月層の南限付近に当たるので、足元は、大きな地質学的時間差をまたいで観察…

佐久の地質調査物語-119

2. 内山川本流(2/3)の調査から ホド窪沢が合流する橋の上流20mで、石英斑岩(せきえいはんがんQuartz-Porphyry)の貫入露頭がありました。石英斑岩は、(半深成岩で)、珪長質組成の火成岩です。・・・かつては半深成岩という言い方もしましたが、…

佐久の地質調査物語-118

第Ⅳ章 内山層の基底礫岩層群 ある地域の地質調査をする時、模式地と言われている沢や、地層の走向とできるだけ垂直に流れているような沢、それに交通の便の良い河川などの調査を優先させて取りかかります。例えば、山中地域白亜系の調査では、「都沢(みやこ…