広大な大地に、一本の道が日高山脈に向かって、まっすぐに延びていた。 雪形(ゆきがた)が現れ始めた残雪の山並みは、尾根筋と谷筋が際だって、山の特徴を浮き立たせる。これから登る楽古岳からトヨニ岳、さらには、ペテガリ岳につながる稜線が、鮮やかに目に…
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