北海道での青春

紀行文を載せる予定

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

鳥のさえずり朝・昼・晩(皐月の句)

① 明け急ぐ まどろむ床の 鳥語(とりご)当て ② コロナ禍に 何の噂か 昼燕 ③ 今宵また 我を寝付かす 青葉木菟(アオバズク) コロナ禍で、今月の句会も中止となったが、来月に、ふた月分ができるようにと、各自の俳句3句を提出し、まとめることになった。今…

奉燈俳句(令和2年度)

瑠璃(るり)色の 五輪待つ空 燕交(か)ふ 花祭りに向けて、令和2年度・奉燈句の俳額 コロナ禍で、4月の句会も中止としたが、せめて、倉沢薬師「花祭り」の奉燈俳句の額だけは掲げることにした。墨書は昨年度から私が担当しているが、皆が参集できないの…

行く春三題(令和2年・卯月の句)

①コロナ禍も 成り行き任せ 猫の恋 ② まず耳の 眠りを覚ます 初音かな ③ 同じ土手 母がみつけて 蕗の花 新型コロナ・ウイルスの感染拡大に対する「緊急事態宣言」が4月7日(火)夕刻に発表され、4月8日(水)午前0時から施行された。今月も、俳句会の開…

「さくら咲く小径」で三題(弥生の句)

① 春入り日 里山越しに 槍ヶ岳(やり)を見ゆ ② 引鴨の 水面で習ふ 隊の則(のり) ③ 休校の 若人漫歩 春の野辺 令和元年度最後の「みゆき会」は、「新型コロナウイルス感染拡大防止」の為、安全策を取って、会合開催を自粛した。予定されていた3/15の句…

圃場三題(如月の句)

① 土恋し 散歩の午後(ひる)や 圃場道(ほじょうみち) ② 麦のあお 滑走路の如(ごと) 西北西 ③ 土匂う 土手で腕組み 時代考 公民館主催の「区民の集い」という文化作品展示会が、祝日「天皇誕生日」にあり、例年のように俳句作品で参加した。テーマ探しに…

元旦三題(新年睦月の句)

① 氏神に 柏手ふたつ 淑気満つ ② 薄化粧 令和二年の 初浅間 ③ 初晴や 群れて祝賀の 鳶の舞い 1月の題材は、令和2年元旦に孫らを伴い家族で、菩提寺や氏神様などを初詣した時、正月らしい印象的な場面に遭遇したので、それらの体験を俳句にしてみることにし…

冬晴れの青~藍色の空(師走の句)

① 香より 柚子湯は孫と 潜水艦 ② 熱の夜は 葛湯(くずゆ)偲びて ポカリ飲む ③ 群青の 空にはにかむ 冬の月 句会の後の忘年会を兼ねた昼食会で、Mさんの「手打ち蕎麦」をいただいた。M氏は、自分で蕎麦を育て収穫・脱穀し、蕎麦を打つ。趣味が高じて蕎麦打…

霜月の出来事から三題

① 九十九(つくも)経し 家に気遣い 新米(こめ)を入れ (11月5日) ② 天高し 令和御列(おんれつ)スマホ撮り (11月10日) ③ 生きるごと 孫が追う夢 シャボン玉 (11月3日・文化の日) 10月31日未明に、電気系統から失火。沖縄県那覇市の首…