北海道での青春

紀行文を載せる予定

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

佐久の地質調査物語-134

第Ⅶ章 中部域の沢 谷川(やがわ)は雨川の南、余地川(よじがわ)は、更にその南を流れる河川で、内山層分布域の中部域に当たります。この地域は、主に平成16年と平成18年に調査をしました。平成17年度は、後述する熊倉川に挑戦していました。調査年度より…

令和3年文月の句(蛍袋の異名三題)

【文月の句】 ① 寄り添いて 万葉語る 風鈴草 ② 雨上がり 提灯花の 薄暮かな ③ 母語るとっかん花咲く遠き夏 《蛍袋の異名三題》 7月の句会は「暑気払い」を兼ねて少し遠出をし、「吟行」の真似ごとをしてみるのが恒例だったが、コロナ禍が続くので、もうしば…

令和3年・水無月の句(夏の花三題)

【水無月の句】・・・《夏の花 三題》 ① 木天蓼(またたび)の 白葉癒す 緑雨かな ② 花見つけ 現の証拠や 祖母の味 ③ 白日下 桑の実採りし 夫婦の手 今年の5月中旬から6月中旬にかけての天気は、適度な量の雨降りの後、必ず一週間ぐらい晴天が続き、野菜の…

令和3年 皐月の句(5月に殖えたもの)

【 皐月の句 】 ① 築山に 山百合殖えて さき楽し ② 石楠花(しゃくなげ)を 伝ふ滴に 音は無し ③ 山藤の 山肌粧(よそお)ふ 絹衣 一時期、長野県下では新規コロナ・ウイルス感染者が、県全体で1日・48人(5月23日)と増えた事もあり、佐久地方でも警…

令和3年・奉燈俳句

【倉沢薬師・奉燈俳句】 夏空へ 届け薬師の 鐘聖し 令和3年度 奉燈俳句の俳顎 【奉燈俳句】は、夏に「東京オリンピック大会・パラリンピック大会」が無事に開催できますようにと、薬師堂の鐘楼に登って鐘を突いては祈ったことを詠んでみた。 初冬から早春に…

令和3年卯月の句(春の子ら三題)

【卯月の句】《春の子ら三題》 ① 警泥の 泥ら駆けてく 日永かな ② 姉を追い 春の風切る ヘルメット ③ 花は葉に 仔犬散歩の 似た姉妹 少人数での「定例俳句会」ではあるが、新型コロナ・ウイルス感染拡大の影響で、令和3年になってから1月、2月と2度も中…

佐久の地質調査物語-133

雨川水系の沢 9. 仙ヶ沢の調査から 平成16年8月11日、愛犬エルと一緒に、仙ヶ沢に入ることになりました。地質情報誌に、仙ヶ沢で「熊棚」を見つけたとあり、家内の『エル犬を連れて行けば』という提案を受けて、首輪に鈴を付けてお供させることになり…

佐久の地質調査物語-132

雨川水系の沢 8. 滝ヶ沢林道の沢の調査から 森林地図によると、「滝ヶ沢や地獄沢」は、沢を含む森林区分に付けられた名称です。また、「仙ヶ沢と判行沢」も、同様な理由で森林区分の名称です。だから、水系としての沢を表していないので、私たちが使用する…