北海道での青春

紀行文を載せる予定

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

微化石から人類へ(高い視力の獲得)

11.人類は高い視力を獲得した 【図1】は、新生代の貝殻化石中に含まれる酸素の同位体「酸素16と酸素18の存在比、18O/16O」を調べ、相対的に示したグラフです。貝が生きていた当時の海水温の様子が、わかります。 元々、温暖だった白亜紀から、…

微化石から人類へ(恐竜絶滅後の世界)

10.巨大隕石落下で恐竜が絶滅した後の世界 生物大量絶滅は何度かあり、2.1億年前の三畳紀とジュラ紀の境(Tr-J境界)も、そのひとつです。超大陸パンゲアの分裂が始まり、激しい火山活動が原因とされる。また、少なくとも大規模な5個の連鎖クレータ…

微化石から人類へ(爬虫類から鳥へ)

9.鳥類は、爬虫類(ハチュウ類)から進化して、空を飛べるようになった ドイツ・バイエルン地方の南端・ゾルンホーヘン(Solnhofen)の石灰岩(1.5億年前、ジュラ紀後期)の中から、【始祖鳥・Archaeopteryx】の化石が見つかりました。歯があり、翼の先に3…

微化石から人類へ(恐竜の時代へ)

8.地球最大の生物大量絶滅で、恐竜の時代を迎えるようになった 今から2億5000万年前を境に、全地球生物種の約95%が絶滅してしまいました。ペルム紀末、古生代と中生代の境です。生物大量絶滅の原因は、大規模火山噴火によって引き起こされた急激な…

微化石から人類へ(海から陸への進化)

7.海から上陸して、緑の河畔を歩く生物が現れた ノザーンテリトリー州(Northern Territory)のアリススプリング(Alice Springs・豪州大陸のほぼ中央部)近郊の、オルドビス紀の後期(4.6億年前)の地層から魚の祖先の化石が発見された。【アランダスピス・A…

微化石から人類へ(脊椎動物への道)

6.カンブリア紀の爆発的進化と脊椎動物への道 南オーストラリア州のトレンズ湖(L.Torrens・州都アデレードの北方の塩湖)付近の、今から6億年前の地層から、地球史上初の多細胞生物の化石が見つかりました。発見された地名からエディアカラ動物群(Ediacara…

微化石から人類へ(原核から真核生物へ)

5.全球凍結の後、原核生物から真核生物への進化があった 第四紀の氷河期は知られていますが、それとは桁外れの規模で地球全体が凍結して、雪だるま(snowball earth)になってしまった時代がありました。地表数千mが氷床で覆われ、海深1000mまでも凍結…

微化石から人類へ(生命の誕生)

現存するストロマトライト 2.原始の海洋と大気は、少しずつ変化した 原始地球には、微惑星や氷塊・隕石が衝突し、これらの中に含まれていた 二酸化炭素(CO2)・窒素(N2)・ 水(H2O)が、高温の為に溶けて気体になっていた。やがて、高圧・高温の大気は、冷え…

微化石から人類へ(地球の誕生)

『私は、どこから来て、どこへ行くのだろう?』・・・・・生きていることについて、ある時、ふと人が、思いつくひとつの事である。生き甲斐探しの場となるかもしれない。 両親がいて、その親の両親がいて、さらにご先祖様がいたから、偶然にも、はたまた必然…

A小学校の東西南北

知らない土地で道を尋ねた時、丁寧に教えてくれる人に出会ったら、その方に感謝しつつも、失敗したなあと思いながら、説明は丁重に聞き流してしまうのが、私だ。何しろ言われたことを覚え切れないからだ。 寧ろ、例えば『南西に約500mです』と言われると…

母と歩く

私が勤務していたことのある中学校の秋の夕暮れのこと、担当する同じ学年の女子生徒が、忘れ物を取りにきた。剣道大会で使う「和手ぬぐい」である。家で洗って試合に臨もうと思い、道場から教室に持ち帰ったところ、忘れてしまったらしい。職員室まで帰宅を…

読書旬間中の職員室

本校の読書環境は、実にすばらしい。N先生文庫基金の恩恵にあずかっていることは言うまでもないが、特に本年度は、プレハブ建ての図書室が、元・視聴覚教室に移って、装いも新たになった。更に、師走の読書旬間の企画は充実していた。係の先生方のお陰で、…

学びの道を踏み行きて(後半)

ところで、中学校では、学級の皆で共通体験した行事などを通して、学級や、その構成員の雰囲気が変わっていくことがあります。 1学年が5学級ある中学校のことでした。学級編成は、各小学校からの資料や情報を基に、それぞれの学級が、なるべく均質になるよ…

学びの道を踏み行きて(前半)

♪大きな夜明けが、ありました。十万年の静けさと・・・阿蘇の夜明けが・・、阿蘇の夜明けが、ありました。♪ ある中学校の音楽会で、生徒と一緒に私も歌った思い出深い学年合唱曲の歌い出しです。(児童合唱のための組曲「火のくにのうた」より、峰 陽 ・作詞…

田舎の青い鳥

祖父が幕末の鉱山奉行であったということで、故・M教授は、先祖代々の地質学者である。私たちが教授と接したのは、定年退職を数年後に控えた頃のことで、風貌は、好々爺と映った。しかし、偉大な業績を知ると、あまりの謙虚さが、寧ろ、畏敬の念に変わるよ…