北海道での青春

紀行文を載せる予定

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

佐久の地質調査物語-154

第Ⅹ章 コングロ・ダイクの成因 コングロ・ダイクの産状や地域による多様性について、『第Ⅱ章コングロ・ダイクとは何か?』や、ルートマップのデーターを紹介する中で、報告してきました。 この章では、それらをまとめ、コングロ・ダイクの成因を追究していき…

佐久の地質調査物語-153

第Ⅸ章 内山層の層序 6.層序や岩相から示唆されたこと これまで地質柱状図で示してきた地域で、雨川水系の北側の支流と抜井川の北側支流は、主に内山層の下部層のみの分布でした。また、矢沢と灰立沢は、上部層だけのようです。 ですから、下部層から上部層…

佐久の地質調査物語-152

第Ⅸ章 内山層の層序 4.南部域・矢沢の地質柱状図 データーから 矢沢(やざわ)の地質柱状図 コンクリート製の橋(標高978m)付近に先白亜系と内山層を分ける「矢沢断層」があります。下流は御座山層群と思われ、そこに石英閃緑岩が貫入しています。上流…

佐久の地質調査物語-151

第Ⅸ章 内山層の層序 3.中部域・谷川の 地質柱状図データーから 雨川の南に位置する谷川では、先白亜系(海瀬層)を内山層基底礫岩層(層厚17m)が不整合に覆い、内山層の下部層から上部層まで、ほぼ全層準を見ることができました。 北部域で、コングロ・ダ…

佐久の地質調査物語-150

第Ⅸ章 内山層の層序 2.中部域・雨川水系の 地質柱状図データーから 雨川水系の北側の支流で、左側が西、右側が東です。西武道沢と林道「東山線」の間に南北性の断層が推定され、その西側ブロックでは背斜構造の南翼(主に南落ち)に当たり、東側ブロックでは…

佐久の地質調査物語-149

第Ⅸ章 内山層の層序 内山層の分布する各地域の調査した沢の基礎資料は、既に述べてきましたが、地質柱状図で比較しながら、層序と岩相・層厚などの変化について見てみたいと思います。 1.北部域の地質柱状図データーから 北部域の地質柱状図 基底礫岩層の…

佐久の地質調査物語-148

南部域の沢 3.内山層の分布する抜井川支流の沢 3―(5)大野沢支流・第5沢と 大上林道の調査から 大野沢支流第5沢付近のルートマップ 大野沢林道の標高1010mから、大野沢支流第5沢に入りました。沢の入口は、石英や長石などを多く含むアルコース…

令和3年12月(みゆき会)の俳句

【師走の句】 ~散歩道で三題~ ① 暮れ早し 鐘(かね)突き眺む 山の影 ② 冬晴れの 電線すずめ 数えおり ③ 残照に 風鎮(しず)まりて 雪浅間 新型コロナウイルの新規感染者数は、11月下旬から全国で1日100人台と減ってきているが、12月に入ってから…