北海道での青春

紀行文を載せる予定

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

佐久の地質調査物語-131

雨川水系の沢 7. 小屋たけ沢~程久保沢の調査から 森林地図によると、「小屋たけ沢」はそのままの地名です。沢を含む西側の尾根一帯が程久保で、駒倉(こまくら)と区分されていますが、地名を使い、「程久保沢」と呼ぶことにしました。尚、内山川水系の「ホ…

佐久の地質調査物語-130

雨川水系の沢 6. アザミ沢~片原沢の調査から 森林地図によると、「のつ久保」から「1203」を結ぶ尾根を境に、阿ざみ(東側)と片原(西側)に分けられて、名称が付いています。そこで、そこを流れている沢を、それぞれアザミ沢(カタカナ表記)と、片原沢(漢…

佐久の地質調査物語-129

雨川水系の沢 5. 林道・東山線の調査から この林道には、平成15年の偵察を兼ねた8月11日と本調査の10月19日を始めとして、その後、コングロ・ダイク露頭の写真撮影をする為に、何度か入りました。 (ルートマップは、西武道沢と兼用ですが、参照し…

佐久の地質調査物語-128

○雨川水系 4. 西武道沢の調査から 森林地図では、「西武道と東武道」は尾根の中央を境に区分されている地名ですが、西側の沢を西武道沢、東側の沢を東武道沢と呼ぶことにしました。尚、東武道沢には入っていません。ここでは、内山層の下部層から上部層が見…

佐久の地質調査物語-127

3. 中原倉沢~ヌカリ久保沢の調査から 森林地図によると、雨川本流右岸の標高1050m~1100mの間に、3本の沢が北から流れ込んでいて、森林区分を示すように、それぞれ尾根に名前が付れられています。下流側から「初手ばらくら」・「中ばらくら」・…

佐久の地質調査物語-126

2. 小唐沢~大唐沢の調査から 平成15年7月6日、つめた沢橋の上流から雨川に入り、合流点からは小唐沢に入って尾根まで詰め、南牧村との県境尾根を経由して、つめた沢を下りました。最後に、別荘の脇を流れる大唐沢に入り、一日で3本の沢の調査ができま…

佐久の地質調査物語-125

第Ⅵ章 雨川水系の沢 平成15年度、地学委員会では、調査域を内山川水系から、田口峠を越えた広川原や、尾根の南側の雨川水系へと広げました。(次頁:【雨川水系の主な沢の位置と名称】を参照。) 示した名称は、林務関係者が使用した森林地図(原図は大正時代…

佐久の地質調査物語-124

4. 牛馬沢の調査から 当時まだ営業していた「ドライブイン草笛」さんに駐車させてもらい、北側の遊歩道を下って、牛馬沢の標高915m付近(【図-①】)から、調査を始めました。いくぶん青味を帯びた暗灰色の粗粒砂岩層がありました。凝灰質で、風化すると…